絵を描く日
小学生のころ、一年に一回、「絵を描く日」というのがありまして、
秋の一日、その日は授業がなくて、一日学校の外へでかけて、画用紙と水彩絵の具で
絵を描く日なのですが、これって楽しい日じゃなかったなあと
でもそもそも、学校って「楽しむ」っていうことを禁止してた気もするね?
絵を描くこと自体はべつにきらいじゃなかったけど、その日に一生懸命
絵を描くのですが、次の日、学校で、その日に描いたものをなかったことにして、
またイチから絵を描かされたのですよ。
というのも、絵を描く日当日に描いた絵を、次の日に、先生が、
これだと構図がおもしろくないとか、
色が単純(つまり、山なら、全部同じ緑じゃなくて、生えている木がいっぽんいっぽん
違う色だから、同じ色にはならないでしょ、ということを言いたいらしい)とか、
おい、それ先に言えよ
っていうことを次の日に言われて、結局、先生が当日撮った
「おもしろい構図」の写真(景色を真正面からとらえたものではなくて、
斜めとかになってる)を見ながら絵を描きなおすことになったのです。
それを、小学一年生とか二年生とかにやられるので、三年生くらいになると、
またおなじパターンだ、っていうのがわかってくるので、
「絵を描く日」当日には真面目に絵を描かなくなったなあ
そうすると、この絵を描く日の意味とは(・w・)ってなるし、それ以降も、
先生の顔色をうかがって絵を描くことになってしまったなあ
というのを思い出したのですが、というのも、旅行会社が企画している
スケッチツアー(講師の先生付き)がスケッチをしているのを見て、
みなさん、自由に書いてて、いいなあと思ったのでした。
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